職場で根性論を展開・押し付けてくる人っていますよね。
近年、日本の職場は過酷で過剰な残業による過労死が問題になっていますが、それらの問題の根底には根性論があると思います。
根性さえあれば、つらい仕事は乗り切れる。だから根性で頑張れと。
断言します。
根性論は害悪であると。時代遅れにもほどがある。古い。
根性論は美徳でもありません。
スポンサード リンク
なぜ根性論は美徳扱いされるのか
根性論ってなぜか美徳扱いされやすいですよね。
つらいことをガマンして、根性で乗り越えて成長する。
確かに、成長するにはつらいことをガマンしなければならない時はあるし、根性で乗り越えないと手に入らないものは存在します。
しかし、仕事でおこる全ての事柄を根性で乗り越えることはかなり難しいです。
というか根性では乗り越えられないことだってあります。
そして人はつらいことを嫌います。
みんな、つらいことがやりたくて仕事をしているわけではありませんしね。
それなのになぜ、根性論は美徳扱いされるのか。
人間は古い時代から根性論を美徳として扱ってきたからなのではないか?と思います。
世界中の文化を見てみると、日本以外でも根性論や精神論を美徳とする民族が多いことが分かります。
たとえば中世ヨーロッパを荒らしまわった民族、ヴァイキングは戦って死ぬことが美徳だとされました。
ヴァイキングは今の北欧地域に住んでいた民族で、ヨーロッパ中で様々な他民族と戦争していました。
ヴァイキングの男はどんなに怖くても、どんなに死ぬのがイヤでも男たるもの逃げてはならず、もし逃げたら生きることは許されないとまでされていたようです。
同じくヨーロッパに住んでいたケルト人にも同じような価値観が存在しました。
戦争があった時に、集合地点に一番遅く来たものは、ビビって遅れてきた根性なしとされ、みんなの前で公開処刑されるという風習があったそうです。
現代でも、アフリカやアマゾンなどに住む原始的な生活をしている人々に同じような価値観・風習が存在します。
日本でも古い時代から現代までの長い間、根性論は美徳とされてきました。
その根性論が今や古い時代のものだと思われるようになったのは、TVやネットの登場により、価値観が多様化してきたからだと思います。
根性論を押し付けてくる人の特徴
わたしが今まで働いてきた職場で、根性論を押し付けてくる人はほとんどいませんでした。
ただ片手で数えられる程度にはいました。
わたしが感じた「根性論を押し付けてくる人の特徴」にはいくつか共通点がありました。
- 他人の価値観・状況を理解したうえで話そうとしない
- 自分がしてきたことは他の人でもできると思い込んでいる
他人の価値観・状況を理解したうえで話そうとしない
きつかったバイトの体験談という記事でも書きましたが、わたしがマクドナルドで働いてた時のバイトリーダーが根性論の持ち主でした。
以下、私がマクドナルドを辞める当日の会話です。
バイトリーダー(以下バ)「タクヤさん、今日で辞めちゃうってホントですか?もっと頑張りましょうよ!」
私「意外と掛け持ちがきつかったのと、昼間のコールセンターも忙しくなってきたのですみませんが辞めます」
バ「その大変さを乗り越えましょうよ!ボロボロになっても頑張りましょうよ!」
私「(なに言ってんだコイツ)….ボロボロになったその先にはなにがあるんですか?」
バ「新しい自分です!」
私「(;´Д`)」
その後、体調が悪いというバイトの子が出ちゃってバイトリーダーから「タクヤさん、残業できませんか?」と頼まれました。
「ボロボロになりましょうよとか言ってたお前がすればいいんじゃねーのか?」と心で思いつつも、「大学生だからわかっちゃいないんだろうな…」と思って残業しました。
みんなボロボロになりたくて働いているわけじゃない。
バイトリーダーだって残業を自分でしなかったのは、やはり残業はイヤだったからだろう。
ボロボロになりましょうよと言ったくせしてね。
上記の発言は、こちらの状況などはおかまいなく言ってきています。
私を説得させたくて言っているんでしょうが、相手を説得させたいのなら相手の状況や価値観を理解しなければ一方通行になってしまいます。
スポンサード リンク
自分がしてきたことは他の人でもできると思い込んでいる
ヒステリックな女性上司がいるコールセンターで働いていた時にも根性論を出してくる人はいました。
女性上司よりさらに上の立場の男性上司です。
私に仕事の教育をしていた女性上司がかなりのヒステリックな性格で、注意の仕方がかなりきつかったです。
ミスをするのは当然よくないことですが、注意するにも言い方ってあるんじゃないか?と思っていた私は思い切って男性上司に相談しました。
しかしその男性上司は根性論を持ち出してきて、根性で乗り切れとしか言いませんでした。
さらに女性上司の肩を持つような言い分をしてきたため、私は職場内で解決するのを諦めました。
もちろん、私だって自分ができて他人ができないことに対し「なんでできないのだろう」とか、イラっとくるときとかあります。
しかし、「自分とこの人は違うんだからできないことだってあるよな」と思いなおし、「オレがやれるんだからお前もやれ!」とは言いません。
それこそ根性で乗り越えることの難しさは理解しているので、たとえ自分が根性で乗り切ったことがあったとしても、他の人が同じように乗り越えられるとは限らないので「根性で乗り切れ」とは言いません。
その人にはその人なりの解決方法があると私は思います。
あとはその人が「自分なりの解決方法」を見つけられるかどうか、だと感じます。
まとめ
1つ勘違いしないでほしいのは「根性で乗り切ること」自体は否定しません。
時には根性で乗り切る必要だってあります。
根性論が害悪である理由は、根性論を支持する人はいかなることも根性で乗り切れると思っていること、そして他の人も根性で乗り切れるはずだと思っている点です。
上記で書いたように根性で乗り切ることは非常に難しいです。
本人が根性で乗り越えたいと思わない限り、乗り越えることは難しいでしょう。
根性論を説くのであれば、根性論の前に「仕事を根性で乗り越えたくなるほどの魅力」を説く必要がありますね。
…とまあ、理想論は語りましたが、現実はそうなかなかこちらが思うようにいかないことが多々あります。
今の職場に嫌気がさしているのであれば、転職することも視野にいれましょう。
転職というと、非常に面倒なイメージを持たれる方もいるかもしれません。
確かに転職は面倒で大変です。
そういった面倒さは、転職エージェントを利用することでいくらか減らすことができます。
転職エージェントとは転職を支援しているサービスを指します。
私の友人や知人も利用しており、転職をすることができました。
ハローワークなどでは公開されていない求人も多数存在するので登録することをオススメします。
登録や利用は無料でできます。
こういった登録を面倒くさがると、チャンスを逃しますよ。
オススメの転職エージェント
リクルートエージェント
求人業界最大手のリクルートグループが運営する転職エージェントです。
名前くらいなら誰でも聞いたことがあるくらいの知名度を持ったサービスですね。
正社員から正社員への転職を支援をしていますが、下記で紹介しているようなフリーターから正社員への転職というのは支援していません。
非正規雇用の方は下記で紹介している転職エージェントを利用したほうがいいですね。
リクルートエージェントの登録は下記のリンクから無料でできます。
就職SHOP
就職SHOPはフリーターからの正社員に就職するための支援をおこなっているサイトです。
派遣社員ってどれだけ忙しく働いてもボーナスなどが支給されることってありませんよね。
派遣の待遇に納得がいっていない人は、ぜひ利用してみることをオススメします。
登録自体はもちろん無料です。
公式サイトはこちら→リクルートが運営|フリーター、既卒、第二新卒に強い就職支援【就職Shop】
JAIC(ジェイック)
東京や仙台、福岡といった地域でサービスを展開している転職エージェントです。
フリーターからの正社員への転職支援をおこなっていますが、男性は営業職、女性は事務職しか紹介されません。
営業職以外を希望する人にはあまり利用価値はなさそうですが、とりあえず登録してみるのもアリなんじゃないかと思います。
JAICでは求人を紹介する前に営業職で働けるようになるための研修をおこなうのですが、その研修で営業職への認識が変わった人もいるようです。
自分の新たな可能性を見つけられるかもしれません。
公式サイトはこちらからどうぞ→JAIC公式ページ
PASSEND
美容業界に特化した転職エージェントで、フリーター女性の正社員支援をしています。
とはいえ、登録自体はフリーターでなくとも登録可能で、いま正社員として働いているがこの会社では納得できないと感じている人でも登録可能です。
美容業界に進みたいという女性の方にはオススメできる転職エージェントです。
ただ登録できる地域が関東圏内に限られています。
関東圏内に住んでいる女性の方は登録してみてはいかがでしょうか。
↓↓登録は以下のリンクからできます。
PASSEND
[template id=”710″]
スポンサード リンク
コメント