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コールセンターで働くためには、まずは面接を受けますよね。
面接をする際は、必ず自己PRをしなければいけません。
自己PRは誰もが苦手としているもので、得意だと答える人は珍しいです。
コールセンターの面接では、どのような自己PRをすると採用されるのでしょうか?
このブログで以前紹介した書籍「転職面接必勝法」に書かれてある自己PRについての章を抜粋しながら、考えていきたいと思います。
面接時の最適な志望動機とは?
難問の「志望動機」
どの仕事においても、面接時の志望動機ってクセモノですよね。
「志望動機?んなもん、生きるためです」って素直に言いたいくらいです。
わたしが初めてコールセンターで働いたときは「自分自身のコミュニケーション能力を高めたい」と答えました。
嘘でもななんでもなく、仕事を通じてコミュニケーション能力を高められたらいいなとおもったので素直に答えました。
仕事を通じて向上させたいスキルがあるのであれば、それを志望動機として答えましょう。マイナスになることはありません。
別に向上させたいスキルが無いという人はどうすればいいのか。
ネットを見ると「嘘をついてでも好感が得られそうなことを言え」という意見があったりしますがあまりオススメしません。
面接官がそこに突っ込んできてうまく切り返せなかったら終わりだからです。
面接で一番厄介なのは想定していない質問が面接官から来たときです。
面接マニュアルにあるような受け答えが役に立たないのは、マニュアルにない想定外の回答が来るからなんですよね。
例えば貴方が志望動機を聞かれ心にもない「コミュニケーションの向上」を理由に上げ、面接官が「なぜコミュニケーションの向上をさせたいのですか」と更なる質問が来たらどうしますか?
頭が真っ白になって、ウソだとバレたら最悪です。
だからこそ、正直な理由で伝えたほうがまだマシなのです。
自己PRは具体的でなければ伝わらない
「転職面接必勝法」の中で、自己PRは具体的でなければいけないと記載されています。
言葉であれこれ尽くすより、エピソードで証明するのがいちばんの近道です。それもできるだけ具体的なほうがよういでしょう。
面接官になったつもりで次の回答例を読んでみてください。
Q「仕事を進めるうえで気をつけていたことはなんですか」
A1「誰よりもお客様の立場に立って、仕事に取り組んでまいりました」
A2「お客様から、説明がわかりやすかったというお言葉を一日に何回いただけるか。その回数を記録し、数字が増えていくのを励みに仕事に取り組んでまいりました」
さて、いあかがでしょう。どちらの答えのほうが未来価値を感じるでしょうか。
2番ですよね。なぜなら2番のほうが具体的に感じるからです。ではなぜ具体的に感じたのでしょうか。
大きな違いは一つ。行動で語っているか否かです。
1番の答えは、「頭の中の考え」にすぎないが、2番は「具体的な行動」で語っているから、説得力が増すのです。
引用元:転職面接必勝法より
上記に書いたように、自己PRは抽象的な言葉で伝えても相手には伝わりません。
具体的かつ客観的なエピソードがあれば、相手には明瞭に伝わります。
「誰よりもお客様の立場に立って、仕事に取り組んでまいりました」という回答は、誰でも言えるようなことです。
正直なはなし、無職で一度もはたらいたことのない人でも言えてしまうことでしょう。
しかし具体的な体験談や行動は、行動した人間にしか言えません。
行動した人間に言えない言葉こそ、面接官がもっとも欲しがっている言葉といえるでしょう。
また、抽象的な言葉よりも具体的なエピソードを伝えた方が説得力が増します。
エピソードで語ると、その人の職場での行動場面が想像しやすくなります。
なぜなら、自分の能力を「使っている」姿が画像で浮かんでくるからです。
言っていることはすごくいいことなんだけれども、なんとなくピンとこない。
引用元:転職面接必勝法より
面接では応募してきた人間が、どんな人間なのかを面接官は見ています。
もっと言えば、採用をしても問題ないかを見ています。
問題ないかを判断してもらうには、具体的に伝えたほうが良いですね。
エピソードは抽象的にしない
本人は具体的にエピソードを伝えているつもりでも、相手からは抽象的だと感じられる場合があります。
例えば下記のような自己PRがそれにあたります。
「わたしは過去に、未経験の仕事で失敗をくりかえしていましたが、必死に努力して仕事を覚えました」
面接官が知りたいのは、具体的にどういう努力をしたのかという点です。
「必死に努力をした」だけではなにも伝わらないどころか胡散臭く見えます。
正直、別に努力していなくとも言えてしまう言葉ですよね。
メモを1時間に1回は見るようにすることにより、ミスの回数が10回から3回に減らすことができました。
その3回をゼロにできるよう、メモの書き方をより具体的にし、かつ見やすいように整理しました。
数字を織り交ぜると、具体性がアップします。
実際におこなった行動であれば、回数などの数字を出すことは難しくないでしょう。
抽象的に伝えても、面接官が理由を知るための質問をしてくれば、具体的な回答はできます。
しかし、質問をしてこないケースも多々あります。
抽象的な伝え方では損をすることが多いので、自己PRで使えそうなエピソードがあれば、ぜひ具体的に伝える工夫をおこなってみてください。
自己PRは結果から伝えよう
履歴書に自己PRの文章を書くにしろ、話して伝えるにしろ、結果を伝えたほうがいいです。
わたしは仕事のミスをゼロにすることができました。未経験の仕事で失敗をくりかえしていましたが、メモを1時間に1回は見るようにして10回から3回に減らしました
メモの書き方をより具体的かつ整理することにより3回からゼロにできました。
日本語の文法は、理由や経緯を先に伝えて結果を後に伝える構造になっています。
その文法よりも、英語のように結果を先に伝えるようにした方が、スムーズに自己PRできます。
英語は日本語と違い、結果を伝えてから経緯や理由を伝える文法になっています。
未経験でコールセンターの面接を受ける際の自己PRについて
未経験OKのコールセンターの面接を受ける際は、自分の勤勉さや仕事に対する姿勢を具体的なエピソードを添えて伝えましょう
面接官は「未経験だが仕事をちゃんとこなしてくれるのか」という部分を見ています。
未経験OKの職場で求められるのは、未経験の仕事をコツコツとこなし、知識を覚えてくれるのか?という部分。
未経験の仕事というのは、覚えなければいけないことがたくさんあります。
だからこそ、継続力がある人が好まれます。
「継続力はチカラなり」という言葉があります。世の中で求められる能力は、ひらめきのような瞬発力は実はごくわずかで、むしろ「継続的に実行できる」ことのほうが重視されます・
自分のの強みをPRする際も、耳ざわりのよい壮大な能力を語るよりも、地味だけれど習慣になっている能力を伝えるほうが、はるかに説得力が増します。
引用元:転職面接必勝法より
人間は時間をかけてコツコツとなにかを積み重ねることが苦手です。
面接官から「未経験であっても、コツコツと継続ができて仕事を覚えてくれそうだな」とイメージを持たれれば、採用される確率は高まります。
「成功事例」と書くと、なにか派手な結果でなければいけないように思いがちですが、地味でも良いのでなにかコツコツと積み上げてきたものが無いか振り返ってみましょう。
自分では大したことが無いと思えるようなことでも、相手からすれば「素晴らしい」「それ良いね」と思えることはあります。
地味であっても相手が求めていることであれば、その求めているものを差し出せば相手は納得するのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自己PRを考えるのはけっこう難しいことですが、「具体的」「客観的な事実」を元に考えてみれば案外カンタンに思いつきます。
今での仕事で褒められた経験が一切無いという人はいないでしょう。
こういった点を褒められた、こういったことを目指し達成できた、ということを地味でも良いから掘り出してみましょう。
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