「コールセンターの面接で志望動機はどういったことを言えばいいのか?」
この記事では上記のような悩みを持っている人に向けて書いています。
面接の際に必ず聞かれる志望動機。
「なぜ弊社で働きたいとお考えになったのですか?」
こう聞かれてどう回答していいか、正直わからない人は多いことでしょう。
「土日休みだから」とか「時給が高いから」という理由でコールセンターに応募している人もいるでしょうが、それをそのままいうわけにもいきませんよね。
志望動機の答え方なんて、誰も教えてくれないものなので、学ぶ機会もほとんどありません。
しかし志望動機は事前に準備をおこなった方が良いです。
どのようにして志望動機をこたえればいいのかについて、今回は書いていきます。
面接時の注意点
志望動機について考える上で、理解しておいた方が良い注意点を述べていきます。
面接時の注意点を理解していなければ、この記事で解説している志望動機についての文章も頭にはいってこないでしょう。
注意点を理解することは前提なのです。
面接はコミュニケーション
多くの求人サイトや参考書には、「面接時にはこういう受け答えをしよう」と書かれていますね。
ハッキリ言って覚えてもなんの役にも立ちません。
なぜなら面接とは、面接官との会話のキャッチボールをおこなうからです。
キャッチボールですから、相手から予想もしていないようなボール(言葉)が投げられることは多々あります。
例文のような文書を面接時に答えても、キャッチボール(会話)になっていなければ「変な人だ」と思われてしまいます。
面接官は聞こえの良い言葉を聞きたくて面接をしているわけではありません。
あなたがどんな人間なのかを知りたくてひらいています。
ちゃんとコミュニケーションを取れる人か?という部分も見られています。
ちぐはぐな会話を展開しても意味がないのです。
【重要】面接でウソはついてはいけない
面接を受けるうえで、ウソをつかないことは重要です。
世の中には面接をウソつき大会などと考えている人がいるようですが、その考えは捨てるべきです。
経歴詐称はもちろん、志望動機で思ってもいないことを言う事は厳禁。
なぜならウソをついたら、つじつまを合わせるためにまたウソを言うこととなり。その結果ウソをウソで塗り固めることになります。
自分でもなにがウソでなにが本当なのか、わからなくなるでしょう。
企業がもっともとりたくないのは、ウソを言ってくる人です。
仕事ができなくても、ウソを言わない人間のほうがまだマシです。
なので面接の時には、やってもいないこと、思ってもいないことを言うのはやめましょう。
志望動機を聞くのは一貫性のある回答ができるかどうかを見るため
面接官が志望動機を聞くのは、ウソ偽りなく一貫性のある回答ができるかどうかを知るためです。
未経験の方が「(別業種でつちかった)いままでの経験が活かせると思ったから」という回答は、志望動機でよくあげられるものです。
しかし面接官は「今まで経験してきた業種で活かせばいいのでは?」と疑問を持ちます。
この疑問にスムーズに回答できなければ、志望動機としてあげるべきではないでしょう。
「いままでの経験が活かせると思ったから」と答えてはいけない、というわけではなく、疑問を投げかけられても返答できれば問題ありません。
つまり、面接官から疑問をなげかけられたら一貫性のある回答をする必要があるのです。
ネット上に掲載されている志望動機の例文をそのまま回答しても意味はありません。
面接官からの想定外の質問が飛んできて、回答につまってしまうことが多々あるからです。
例文を覚えるよりも、自分がなぜその仕事をしたいのかを掘り起こした方が良いです。
無駄が無くなります。
しかし、その掘り起こすという作業は1人ではなかなか難しいです。
どうすればカンタンにできるのでしょうか。
有利な手段を1つ紹介します。
それは「派遣会社に登録して、派遣元の営業マンやコーディネーターと一緒にに掘り下げてみる」というものです。
派遣会社は登録した方を派遣先に就業させてはじめて利益が出ます。
なので、もしあなたが派遣会社に登録すれば派遣会社はあなたを全力でサポートしてくれます。
難しい志望動機の掘り下げにも協力をしてくれるでしょう。
コールセンター求人に強いオススメの派遣会社を2つ挙げさせていただきます。
会社名 | 特徴・強み |
マンパワーグループ |
|
テンプスタッフ |
|
他にもコールセンター求人に強い派遣会社というのはあり、それらの会社を紹介している記事を公開していますのでぜひ読んでみてください。
志望動機になっていない志望動機
「興味がわいたので応募しました」
上記の理由は、志望動機の中でも非常におおい。
「具体的にどこに興味がわいたのですか?」と聞かれたとしましょう。
「時給が高いから」
「オフィスワークを経験できると思ったから」
上記のような回答は志望動機になっていません。
「時給が高いから」は、「別にコールセンター以外の仕事でもいいんじゃない?」という疑問を抱かせます。
時給が高い仕事はいくらでもありますからね。
「オフィスワークを経験できると思ったから」も事務職やデータ入力など、他の職種に応募すればいいのでは?と思わせる志望動機です。
もっとより具体的に、かつ「この人を採用したい」と思われる志望動機を答える必要があります。
志望動機は未来のことを語ろう
では「この人を採用したい」と思われる志望動機とはどういうものなんでしょうか。
以前、このブログで紹介した書籍「転職面接必勝法」を参考に考えてみたいと思います。
転職面接必勝法は、求人業界で最大手の会社であるリクルートエージェントで長年勤めてきた細井智彦氏が執筆した書籍です。
たとえば、「昔から御社のイシャレだけど笑えるCMが大好きで、そうした企業イメージにずっと憧れてきました」と言った場合、よく見るとこのなかには「志望理由」が含まれていないことがおわかりいただけるでしょう。
そんなにオシャレなCMが好きなら、広告代理店に行ってください、という話にもなりかねません。
「風通しのよい社風」もそうですが本当に大切なのは、「その社風を生かしてどんな仕事がしたいか」です。
引用元:転職面接必勝法
「その社風を生かしてどんな仕事がしたいか?」という回答ができるのは、けっこう意欲が高い人です。
つまり、意欲が高ければ高いほど、本当に大切な「どんな仕事がしたいか」という回答ができるわけです。
当然、採用する側からすれば意欲が高い人に入社してほしいと考えます。
志望理由は自分がコールセンターに入社して、どんな仕事をしたいのか?という「未来」を語りましょう。
そうすることで採用される確率はグッと高くなります。
志望動機は重要視されない
「さっきと言っていること違ってない?」
そう感じる人もいるでしょう。
志望動機は「この人を採用しても問題ないか」と思われることを言おうとお伝えしました。
しかし、採用側は志望動機を重視はしていません。
大切なのは適合性です。
なぜ応募してきたのか?
応募するまでに至った理由を、ウソ偽りなく語れればそれでOKという会社はたくさん存在します。
面接は志望理由以外のところも見られます。
挨拶はできるか、社風にあっているのか、性格は明るそうか暗そうか、などなど。
総合的な部分を見て採用するかどうかが決められます。
また、面接をする人は仕事のプロではあっても面接のプロでは無いことを覚えておきましょう。
驚くような理由で応募者を不採用にする面接官も数少なくありません。
志望理由は具体的に、かつ意欲が高いと感じ取られる理由を回答できるに越したことはありません。
他がマイナス点でも志望理由が本気度たかめだったから採用した、というケースは存在します。
しかし、志望理由がマイナス点でも、他の部分がプラスにとらえられ採用されるケースもありますよ、ということが伝えたかったのです。
まとめ
志望動機はケースバイケース。
人によってどのような志望動機を答えるのがベストなのかは変わってきます。
間違ってもネットや参考書に書かれているような例文をそのまま面接で言うのはよくありません。
もし志望動機に悩むようならば、記事のなかでも触れましたが派遣会社に登録して相談してみるといいかもしれませんね。
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